近 況    2021年4月26日

 三者協議が近づくと、胃が痛くなり、眠れない。
2006年5月、東京高裁に第3次再審請求をして15年。2009年から三者協議が始まり、2020年12月までに45回の三者協議が行われた。狭山事件では重要な証拠が隠され続けてきた。2010年、取り調べの録音テープ等、47年間も隠され続けてきた証拠が開示された。弁護団は開示された証拠を精査し、特にこの4~5年の間に下山・福江鑑定等多くの科学的な新証拠を提出してきた。
遅々とした動きではあるが、確かに前に進んでいる。裁判所は弁護団が提出したこれらの新証拠・鑑定書を調べてくれれば真実は明らかになる。裁判所に、鑑定人尋問・事実調べをするよう求めている。

 4月25日、狭山市で、パタパタシネマ・カカ食堂さん主催で「SAYAMA みえない手錠をはずすまで」(金聖雄監督)が上映された。地元での上映会がうれしかった。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさんが報告をされている。彼女の報告の中で「最近一雄さんは夢を語らなくなった」と書かれていた。心が痛くなった。

 4月17日から25日にかけて各地で狭山情宣行動、スタンディング、座りこみが行われた。神戸、宝塚、池袋、南越谷、熊本、福岡、草津・・・・・・・

   
 4月23日:南越谷駅:狭山スタンディング  4月23日:池袋駅:狭山情宣行動

狭山を動かすという一人ひとりの闘いと決意。
私は無実、真実はきっと明らかになるという石川の信念。
弁護団のご努力。
限られた時間。何としても今年は大きな一歩を刻みたい。

 熊本のIさんから今年も大きなスイカが届いた。石川の一番の好物だ。おいしい (^_-)-☆