近況 2021年8月12日
やっとオリンピックが終わった。次はパラリンピックだ。この一大イベントのお祭り騒ぎの中で、新型コロナウイルスは蔓延し、多くの人が疲弊した。それでもスガさんは次の「パラリンピック有観客」を思い描いているようだ。この間テレビ報道はオリンピック一色といってもいいほど。辟易した。頑張ったアスリートの皆さんには心からの声援を送りたいが、今回ほど白けたオリンピックはなかったのではないか。オリンピック期間中、申し訳程度にニュースが流れ、「コロナ感染が過去最大」と言った直ぐ後で、「オリンピックでメダルをとった」とはしゃぐ。命の重さを微塵も感じさせない報道に唖然とする。と言ってもテレビはほとんど見なかった(唯一最初から最後まで観たのはBSーTBS午後7時30分からの「報道1930」だった。オリンピック前、オリンピック中、オリンピック後もその報道姿勢は変わらなかった)ので断定は出来ないが。
国はオリンピック成功に向け全精力を傾注し、コロナ対策を怠った。オリンピックでお祭り騒ぎをして、国民には自粛を要請した。矛盾だらけの政策は破綻する。結局政府は、コロナに感染しても「自宅療養中心」に舵を切った。しかし、これはスガさんのいう「自助、共助、公助」の順の精神であり、スガさんにとっては矛盾ではないのだろう。
このような政権の暴走を許しているのは、実は私、私たちではないだろうか。私たちができる事は選挙で私の思い、私たちの思いを示すことだ。
8月11日埼玉・加須のAさんからメールを頂いた。「こんばんは。今日(8月11日)加須スタンディング(写真)が開催されました。参加者は15人でした。駅の利用者は残念ながらいつもよりさらに少なめでした。でも加須駅前は文字通り、狭山再審開始や、この国の民主主義を求める仲間たちによって占拠されたといえる加須スタンディングでした。~大阪府連のJさんの協力で作成したチラシと9月18日に開催される人権講座のチラシに個包装のマスクを挟んで配布しました。「東部市民の会」のNさんが今回もディスプレイを持って家から1時間かけて参加してくれました。また加須や、北埼の地で反差別反戦平和を闘う仲間たちも、加須スタンディングに継続的に参加してくれています。~いつも思うのですが、スタンディングを始める時より、帰る時の方がみなさん元気になります。闘いの中で、みんな元気になれるのだと思います。Hさんも毎回参加してくれます。体調を崩し大変な状況の中でも「みんなに会うと元気になれるから」と、会議もスタンディングも休むことなく参加してくれています。今日も頑張ってくださいました~(一部抜粋)」
少し落ち込んでいた私は彼女のメールで気力を取り戻した。
東京のGさんからピクルスが届いた。いつもは車で届けてくださるのだが、コロナ感染拡大の中、宅急便で届いた。
高知の美也子さんからおいしいメロンが届いた。美也子さんとは40年近いお付き合いだ。高知には「お母さん」と呼ばせて頂いた田村智子さん、そして「お姉さん」と呼ばせて頂く美也子さん。みんな闘いの中で出会わせて頂いた。
ヨッチャンからいっぱいマスクを送って頂いた。「とっても楽」と書かれていたが、そのとおりだった。
石川は子どもの頃とても貧しく、かき氷が食べたいと思っても叶わなかった。5~6年前に大阪の集会に行ったとき、大阪駅まで迎えに来て下さったBinさんにそのことを話すと「かき氷食べよう」と言い、近くの喫茶店に連れて行って下さった。そこで石川はイチゴのかき氷を食べた。とてもおいしかったそうだ。
私たちは今徳島にいる。徳島ではじめてイチゴのかき氷を食べた。
うれしそうな石川の笑顔があった。
徳島は今蓮の花が満開だ。