近況 布川国賠裁判勝利! 2021年8月27日

 2021年8月27日、今日は布川国賠の判決日、勝利を確信しながらも、少し心配していた。11時過ぎ、フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のミカさんから「布川国賠、大勝利!」のメール。Yさんから「全面勝利」の喜びの電話。本当によかった。桜井さんに「おめでとう」のメールをした。桜井さんからすぐに「有難う!布川が違法ならば狭山はもっと違法!これからも一緒に頑張っていこう」との返信が来た。忙しくてメールなど出す暇もないだろうに。桜井さんの優しさだ。

 2021年8月26日、「埼玉県南・石川一雄さんを支援する会」から、お手紙、署名182筆、「県南・石川一雄さんを支援する会 第26回総会」の資料が届いた。お手紙には「~署名お送りします。一人暮らしの仲間が『自分の分だけだけど送ります』と、すぐに送ってくれたり、JP大宮支部退職者会、PP埼玉の会・幹事会の応援がありました。また、故秦会長(前県南・支援する会会長、石川一雄さんを支援する埼玉連絡会会長)の娘さんの西山さちよさんが副会長として頑張っています。さいたま市の議員として活躍されていますが、狭山事件について、仲間の議員に声掛けをし、沢山の署名を集めています。

 
 2021年6月23日 長六橋で幟を持ち立つ

高齢者の増えた私たちの会、一雄さん早智子さんの健康を心配する仲間が多いので、早智子さんのホームページから近況をプリントし活用させて頂いています。7月末までに集まった署名182筆と、第26回総会資料をお送りします。~私たちも身体に気を付けて、ひるむことなく狭山再審闘争に全力をつくします。

みんなが書いた大野裁判長への要請ハガキと要請文、東京高検への要請文を送りました。(一部抜粋)」と書かれていた。26回資料の活動方針の中に、「狭山現地に、狭山の闘いの資料館を作るための取り組みをする。」との項目がある。今は、現調はほとんどないが、県南・支援する会は、以前、狭山現地調査の案内も、ボランティアで続けて下さっていた。「狭山資料館」への思いを深くする。

 8月25日、「くまもと『狭山事件』を考える住民の会」からメールガ届いた。8月23日の「狭山坐り込み」の報告と、写真を送って頂いた。以前は辛島公園で朝 7時から夜7時までの12時間、テントを張って坐り込みをしていた。今辛島公園が工事中のため、別の場所で坐り込みを続けている。

   
 2021年7月23日 坐り込み  2021年8月23日 坐り込み

メールには「~5・23を迎えた時、何か一歩前に出る行動をしようと(現在テントの位置が人通りから離れたところにある)、車がたくさん通り、かつ信号でかなり停車時間が長い橋(長六橋)のそばでのぼりを立てて宣伝行動を行うことにしました。酷暑が続いている時なので、30分交代を基本に頑張りました。

車の中からこぶしをあげる人や、『がんばって』と声をかけてくれるなど、予想外の反応があり、これを基本に闘いを続けます。会長の磯田さんがのぼりを立てて立っている写真は6月23日の分です。~一日も早い下山鑑定人の証人調べの開始、再審開始を勝ち取るために頑張ります。~(一部抜粋)」

 皆さんの闘いが狭山に勝利をもたらす。故秦さんは、90歳を超えられても、必ず高裁前アピール行動に参加して下さった。最後にお会いしたのは2020年1月19日、狭山で開かれた新年交流会だった。2020年5月にご逝去された。狭山集会や、高裁前アピール行動、新年会には必ず来て下さった。秦さんの闘いはいつも私たちの生き方の指針としてあった。

 狭山闘争も58年、何としても無罪を勝ち取り、皆さんに朗報を届けたい。