狭山つくば集会 2016年5月7日

 
 主催者代表の沼尻さんから檄布を頂いた

 2016年5月7日、天気予報は雨だったので、心配していたが、晴天に恵まれ、ほっとする。会場はつくば市「カピオホール」。狭山からは車で2時間ほどのところにある。しかし、つくば市まで行くには、高速道路で、埼玉、東京、埼玉、千葉、埼玉、茨城と複雑に4県にまたがり、いくつものジャンクションを通らなければならない。車の運転は好きだが、けっして運転が上手とはいえない私には難所?である。ナビの通り走るが、ジャンクションで道路がいくつにも別れていると、焦ってしまう。
 石川は今仮出獄中の身で、どこに行くにも車の運転は私がしている。仮出獄中だからといって運転が禁止されている訳ではないのだが、万が一事故があれば、と考えると、運転はさせられないと、私自身が身構えてしまう。石川は車の運転が好きで、仮出獄をしてすぐ、車の運転免許証をとった。だから運転をしてもいいのだが、多くの人に支援して頂き、また再審裁判を闘っている中で、やはり、考えてしまう。このように自分自身を縛ってしまうが、それも仕方ないとも、思ったりしている。
 石川は今少し目が見えにくいこともあり、最近はあまり、言わないが以前は「車の運転を替わる。大丈夫だ」と言っていた。目に見えない部分でも石川の縛られた生活に切ない思いをする。裁判に勝利したら、思う存分車の運転をしてもらいたいと思うが、その時の石川の年齢は何歳になっているだろう。

   
 指宿弁護士から狭山の現状を  「証拠開示、事実調べの声を」と訴える石川

 「狭山事件を通してー えん罪・差別・人権を考える講演集会」は、茨城実行委員会の主催で行われた。つくば市、つくば市教育委員会が後援団体として、多くの団体、個人が、賛同人として、石川にとってはじめての茨城での狭山集会だった。賛同人に布川事件の桜井昌司さんも名を連ね、桜井さんから「狭山事件が再審を開始されないのは、検察の証拠隠しにある。弁護団が求める証拠開示を裁判所が認めるなら、たちどころに石川さんの無実が明らかにされる。私は検察と、警察の責任を問う自分の裁判を通して、そして、えん罪仲間として、石川さんの無実が明らかになるまで、一緒に闘う(一部抜粋)」とのメッセージを寄せて下さったこともうれしかった。 

 
主催者を代表して沼尻さんの挨拶

 主催者を代表して沼尻かつえさんから「これまで『 SAYAMA 見えない手錠をはずすまで』の上映を3回開催し、今回はじめて茨城で石川さんの講演会が実現、あらゆる差別を無くすために勝利するまで共に闘う」との挨拶を頂いた。
 狭山弁護団指宿昭一弁護士から「狭山再審闘争の状況」と題しての講演があった。「弁護団は法廷で闘う、皆さんは大きな声をだし、世論を巻き起こして頂きたい。また狭山の映画はとてもいいので上映して頂いて、多くの人に観て頂き、狭山を知らせて頂きたい」と締めくくられた。

 石川は「私の無知が32年間の拘禁生活につながった。今日ここに高校生も来て下さっていると伺ったが、どうか皆さんは一生懸命勉強をして頂きたい。しかし、私は決して無駄な32年間でなかったと思っている。辛苦の拘禁生活ではあったが、そこで私は文字を取り戻した。多くの事を知った。社会正義の実現をめざし、多くの人が闘っていることを知った。多くの出会いを頂いた。心が豊かになった」と話したのです。そして「私は健康に注意している。糖尿病のため、食事療法、運動療法を続けている、生きることも闘い。倒れる時は畳の上でなく、闘いの場で倒れたら本望。三次で勝利して終わりにしたい。四次はない、との思いで闘っている」とこれまでの支援のお礼と共に、更なる支援のお願いをした。 

   
 採れとれの丸々したタケノコ  沢山の納豆を頂きました

 会が終わり、近くのお蕎麦やさんで懇親会をした。石川は外食は殆どしない、納豆、豆腐、野菜、そば等が中心の食生活なので、実をいうと懇親会は苦手なのだが、皆さんのご厚意に楽しい時間を頂いた。映画の中で毎日納豆を食べていることを知った方からお土産にとたくさんの納豆を頂いた。また、「石川さんにと今朝タケノコを採ってきました」と大きなタケノコも頂いた。

 皆さんの狭山闘争への長いご支援と、温かい笑顔に心から感謝いたします。ありがとうございました。