部落解放第34回新潟県研究集会 2017年9月30日

 新潟県新発田市の新発田市民文化センターを主会場に、午前10時から午後4時まで研究集会が開かれた。
 5月、部落解放同盟新潟県連・長谷川均委員長から、「全体集会は10時から始まるので全体集会でアピールをお願いしたい。前日の29日昼ごろから近くの月岡温泉で骨休みをしてください」とメールを頂いていた。毎年のように呼んで頂き、報告をさせて頂いているが、いつも皆さんの闘いと優しさに出会う。私は温泉大好きだが、石川は苦手。いろんな面で大きく違う私たちだが、えん罪をはらす、部落差別を無くす、という一点は揺るがない。だから喧嘩しながら、議論しながら、20年一緒に闘ってこられたのだろう。 泊まらないで、新発田まで車で行く事にしたが、片道4時間。特に関越自動車道は土曜、日曜は渋滞があるので、5時前に家を出た。新発田に着いたのは9時。1時間ほど時間があったので、新発田駅に寄った。
そこで偶然全体集会で記念講演をされる落語家の露の新治さんと徳島で解放教育を実践されている森口健司さんとお会いした。学校教育の中で、子どもたちと向き合い、どのような状況になってもぶれない森口先生の生き方は、私の大きな指針でもあった。

  全体集会でのアピールの後、記念講演「新ちゃんのお笑い人権高座~笑顔でくらす 願いに生きる~」と題した落語が始まったころから、最近またぶり返した風邪で咳が止まらなくなり、残念だが外に出た。講演が終わる頃中に入ると、「私の大学時代の友人が愛知県の豊橋で、狭山の住民の会を作って毎月23日を中心に狭山情宣行動を続けています。また大阪では、狭山パンフを読む会を40年以上続けています」と、話された後、「石川一雄さんは無実だ!」「狭山差別裁判糾弾!」「第3次再審闘争勝利!」「無実の石川一雄さんを無罪に!」等々書かれた桃太郎旗を2本掲げた。驚いたし、大きく動き、緊迫した狭山闘争を思うとき、胸が熱くなった。


 午後からの狭山分科会は、全体会場から少し離れたところにあったが、会場いっぱいの人が来て下さった。助言者は、部落解放同盟・小池武志さん、狭山弁護団の近藤正道弁護士。
 佐渡市 扉の会の津山晴彦さんの「狭山再審の闘い」は、ご自分で作成した研究資料をもとに、丁寧に報告された。

   
近藤弁護士の講演  司会の太田さんと野田さん(マイク) 

 近藤弁護士から「狭山の現状」についての報告は「第3次再審の最大の成果として、長い闘いの中で、証拠開示が進み、石川さんの有罪証拠が総崩れになったこと」と非常に解り易く簡単明瞭に話されたことだ。

 新潟県人権・同和センター理事長の黒田玲さん(浄土真宗本願寺派 福勝寺)は日比谷野外音楽堂で開かれる狭山集会にいつも参加して下さっているが、この日も狭山分科会に来て下さった。9月26日、曹洞宗から現調に来て下さったMさんが、「新潟の研究集会でお待ちしています」と話して下さったが、分科会でお逢いすることができた。

   
支援を訴える石川  津山さんの報告の中で石川の獄中歌が詠まれた

 狭山に帰ったのは午後8時40分位だった。往復8時間の運転は少し疲れたが、希望をいっぱい頂く集会だった。狭山は多くの人の長い闘いによって支えられている。ただただ感謝の気持ちで一杯だ。