徳島で3つの集会

 38回部落解放・人権徳島地方研究集会  2018年2月8日~9日

 38回の徳島地研はあわぎんホールを主会場に2日間開かれた。
1日目の全体会は、部落解放同盟中央本部・組坂繁之委員長から「部落解放運動の現状と課題」、記念講演は部落解放同盟中央本部・西嶋藤彦書記長「部落差別解消推進法について」と題した講演。その後55年目の狭山闘争への更なる支援の訴えをさせて頂いた。
 2日目、狭山・共同闘争の分科会は、県職会館で開かれた。会場には初めて参加したという方も多く、ヤマ場を迎えた狭山闘争にとって力をいただいた。

徳島県国保労組の狭山学習会 2月8日

 2月8日、徳島地研が終わった後、17時30分から徳島県国保労組の「狭山事件学習会」に。国保労組は私が以前いた職場の労働組合であり、徳島の労働組合の中で、中心的に狭山闘争を牽引されている。私自身も、国保労組の中の部落解放闘争実行委員会の中で、部落解放運動や狭山闘争に出会った。私の狭山闘争の原点の場所だ。今から38年くらい前、国保労組独自で狭山現調をした時、私も初めて参加した。安田聡さんが案内してくださった。その時はお父さんもお母さんもお元気で、お父さんから「犯行時刻とされた時間帯に、一雄は私たちと一緒に食事をし、テレビを見ていた。鴨居から発見された被害者のものとされた万年筆は誰かが一雄を犯人にしようと故意に置いたものだ」と怒りに充ちて話をしてくださったことが思い出される。
 国保労組・女性部から寄せ書きを頂いた。また「事実調べを行え、再審を開始せよ」と大判のハガキを東京高裁、後藤眞理子裁判長に出すと伺った。当時一緒に組合活動をした人は少なくなったが、ここに来ると元気になれる。皆さんありがとうございました。

第22回狭山事件を考える徳島の会総会・学習会 2月9日

 
 徳島の会・木村代表(弁護士)の挨拶

 2月9日、徳島地研が終わって、22回目の「狭山事件を考える徳島の会」の総会と、狭山学習会が、自治労プラザであった。
狭山事件を考える徳島の会は、私が狭山に行くと決めた年に、それまで一緒に運動をしていた人たちが中心になって結成された。此の間ずっと、頼りないのに、こうと決めたら動かない私を、ハラハラしながら、見守り、応援し続けてくれた。22年間、毎年マイクロバスで、自分たちで交代して運転をしながら狭山現調に来てくれた大切な仲間。狭山はこのような多くの人たちの支援があって55年の闘いをつないできた。
 石川はこれまで元気で闘い続けて来た。現在79歳だが、彼の第2の強い思いは生きる事だ。元気で長生きをする。勝利してからが本当の自分の人生と話す石川だが、そのための努力を惜しまない。彼の思いが届くように。そして一日も早く皆さんに朗報が届けられますように・・・・・