狭山事件の再審を求める東京集会  2019年2月28日

 2月28日「狭山事件の再審を求める東京集会が、18時30分から東京・台東区民会館で開かれた。
雨が降り続いていたので、参加者も少ないのではないかと思っていたが、驚いた。広い会場にいっぱい。260人もの人がきて下さった。ただただ感謝の気持ちでいっぱいだ。

   
 青木実行委員長  藤本 東京都連委員長

解放同盟、労働組合、宗教者、I女性会議。狭山東京実行委員会に結集する多くの闘う仲間がきて下さった。驚いたのは、愛知県から来てくださった曹洞宗のMさん。ただこの集会のためだけに来てくださった。Mさんは高裁前アピール行動でも夜行バスの往復で何度も来てくださっている。千葉のKさん、Iさん、埼玉からも多くの人が来て下さった。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」管理人のMIKAさん、さっそく集会の報告をされていた。

   

主催者の青木狭山東京実行委員会議長より「勝利まで、連帯して戦う」と力強い挨拶。

狭山弁護団・河村健夫弁護士から石川宅から発見されたとされる万年筆は被害者のものではないとする、下山進・吉備国際大学名誉教授による科学的な鑑定を中心に報告された。

検察は反論するといっているが、これまで出した福江鑑定、川窪鑑定、平岡鑑定、森・魚住鑑定等、どれ一つをとっても、有罪判決の誤りを完膚なきまでに明らかにしている。

再審開始の要件である、新規、明白な新証拠が出されている今、裁判所は再審開始をすべきである。「狭山事件を注目しているぞ」の大きな世論で裁判所を動かしていただきたい。

 実行委員会作成の資料が保存版にしたいと思うほど、わかりやすく書かれていた。

実行委員会団体、地域の仲間からのアピールのあと、部落解放同盟東京都連・藤本委員長から、「①狭山闘争は山場、全力を尽くして闘う②下山鑑定等新証拠を武器に狭山再審を目指す③世論を大きく動かそう」とまとめられた。熱気がいっぱいの集会だった。皆さんありがとうございました。

   
 Gさん手作りのピクルス 加須のAさん 石川の好きなフキ味噌とゆず茶