6月14日、狭山・人権・葛飾ネット主催による狭山集会が葛飾区同和対策仮奥戸集会所で開かれた。
根本 均・代表幹事から「石川さんの無実は、弁護団が提出した数々の科学的な鑑定によって一層明らかになっている。吾々も粘り強く闘って来た。2017年暮れから後藤裁判長に事実調べを求める要請はがき行動に取り組み、400枚を超える区民の声を裁判長に届けた。再審の扉を開けるには地域の声が重要だ。皆さんと心一つにして、一日も早く事実調べ・再審開始を勝ち取り、見えない手錠をはずし、石川さんを吾々の手に取り戻そう」と挨拶された。
狭山弁護団・指宿弁護士から「狭山事件 第3次再審の現状と今後」と題して報告があった。「2006年から第3次再審が始まって13年。長い闘いになっている。これからが事実調べ、再審を開始決定をさせる重要な時期。弁護団もその準備を続けている。弁護団の法廷闘争だけでなく、大きな国民世論を起こし、大衆と共に戦っていくことが大事。狭山裁判は戦後最大の重大事件であり、民衆の声が狭山再審を支える大きな力となる。狭山事件はえん罪なんだと、大詰めにきている狭山裁判に支援の声を広げて頂きたい」と結ばれた。
石川の渾身の訴えに、拍手が温かかった。
部落解放同盟葛飾支部長の松島さんから集会まとめの中で「狭山の闘いを通して自分自身の人生を豊かにしていきたい」と結ばれたのが心に響いた。
最後に参加者全員が東京高裁・後藤裁判長あてに、事実調べ、再審開始を求める要請はがきを書いてくださった。
参加して下さった多くの人に心から感謝したい。