7.12 狭山江東地区集会
2019年7月12日、亀戸文化センターで狭山江東地区集会が開かれた。主催は部落解放江東共闘会議。共闘会議の結成は1984年、それからずっと亀戸駅頭で「23狭山デー情宣行動」が続けられている。石川が仮出獄したよく翌年の1996年7月から狭山江東地区集会が続けられ、今年で22回目となった。
主催者を代表して山口純一代表幹事から「最大の山場の狭山闘争を全力で闘う」と挨拶。狭山弁護団の山本志都弁護士から「いま裁判官に事実調べを行えと踏み込んで申し込むところまで来ている。まさに最終段階にある。検察官による反対鑑定の提出後が本当の山場になるだろう。弁護側としても、今後、証人調べの請求をしていくが、かなり絞りこむ必要がある。東京高裁・後藤裁判長の定年まであと1年、狭山を勝つためにどのように進めるか検討している。皆さんが続けている高裁前の行動も重要。再審に関する法整備も必要だ。再審における証拠開示の明記、検察官上訴の禁止等再審法の改正が急がれる。」と報告された。石川は冒頭「江東地区集会に来るのに足が重かった」と話した。多分、東京で最初に集会で訴えさせていただいたのが江東集会でなかったかと思う。その時から今度こそ、来年こそと訴え、支援のお願いをし続けてきた年月を振り返り、今もなお冤罪が晴れず支援のお願いをすることに対して、皆さんに申し訳ないとの思いがあったのではないか。
Gさんからピクルスを | SちゃんとDちゃんからの手紙 |
その後地域の仲間からの連帯アピール。そして「民謡フォーク満月」の大崎靖史さんが「無実という自由」を歌ってくださった。閉会挨拶は飯塚康浩・部落解放同盟江東支部支部長。
会場にSちゃんの姿があった。初めて会ったのは22年前、当時高校生だった彼女が、この日も、二人の子どもさんと来てくれた。私たちにとって、孫のようなSちゃんとDちゃん。小学校2年生になったDちゃんから「げんきに学校へ行っています」 11歳のSちゃんからは「さやまのじぃじとばぁばへ、今度会いに行きます」と手紙を頂いた。会う度におおきくなっている。ホッとする一瞬だ。