2019年人権長野県集会  2019年9月22日

 3連休中の9月22日、ホテル信濃路で、13時から17時30分まで、人権長野集会が開かれた。
第1部 「ひきこもりと人権」の講演会 第2部「狭山事件のあらたな証拠」と題しての報告会
毎年開かれている人権長野集会、今年も「最大限の狭山支援を」と訴える。壇上中央に、原寸大でそっくりに作られた鴨居の模型がおかれていた。
狭山事件では鴨居上から被害者のものとされる万年筆が発見されたことが石川犯人とする大きな根拠とされてきたが、「この万年筆は被害者のものではないとする科学的な鑑定が出され、検察もこの鑑定に対して、反論できないでいる。再審開始決定にむけて大きく前進した鴨居上の万年筆。この鴨居の模型は、現在高裁前アピール行動でも裁判所前にデンとおかれているが、全国各地で、どれほどの「鴨居」が作られ展示され、真実を訴えてきたことだろう。
車で走っているとリンゴの木がしなるほど、たわわに実をつけていた。

 狭山裁判の再審を勝ちとろう!荒川集会  2019年9月20日

 「冤罪被害者3人が語る!私たちはこうして『犯人』にされた!」 布川事件の桜井昌司さん 足利事件の菅家利和さん、狭山事件の石川一雄が語った「なぜやってもいないのに『自白』したのか。闘いの中で支えたもの。現在の思い」等3人が語った。印象に残ったのは菅家さんの司法(警察、検察、裁判官、最初に足利事件を弁護した弁護士等)に対する今も煮えたぎる怒りである。そして桜井さんの「裁判官は敵ではない。如何に説得するかだ」と話されたことだ。何としても裁判官に事実調べをさせない限り、狭山再審への道のりは遠い。
3人の中で石川だけがいまだ冤罪が晴れずにいることも切ない。フェイスブック「狭山事件の再審を実現しよう」にその報告が載っています。