部落解放第36回新潟県研究集会  2019年10月5日

 天気予報は雨だったが、殆ど雨も降らなかった。
10時から16時まで、新潟県村上市、村上市民ふれあいセンターで開かれた集会。新潟県研究集会では毎年訴えさせて頂いている。

 会場まで車で片道4時間半。全体会で挨拶があったので、4時30分に家を出た。会場に着いたのは9時。それでも緊迫した狭山の情勢を考えると、全体会で多くの人にアピールをさせて頂くことは私たちにとってうれしいことだ。
 時間の関係で全体会では主催者あいさつ、来賓あいさつがお一人ずつの後、最終局面に来た狭山闘争のアピール。部落解放第36回新潟県研究集会の実行委員長は曹洞宗の野田尚道さん。挨拶の多くの時間に狭山闘争への支援を呼び掛けてくださったことに胸があつくなった。野田さんは何年も前から、何十回も狭山署名を送ってくださっていた。沖縄や、北海道から署名を送ってくださったこともあった。いつも狭山署名用紙をもっていてくださったのだ。先日も署名16筆を送ってくださったばかりだった。
全国各地で、多くの人たちが支援を続けてくださっている。

   
近藤弁護士  別所正紀さん 

 午後からの狭山分科会も会場いっぱいの人が参加して下さった。石川の訴え、助言者として参加された狭山弁護団・近藤正道弁護士から狭山の現状報告、別所正紀さんから「新潟日報の狭山差別報道糾弾闘争」の報告があった。近藤弁護士は「今がほんとうに最終段階の詰めのがんばりどころ。後藤裁判長に来年6月の退官までに何としても事実調べを求めていく。12月か来春が大きな山場になるだろう。弁護団の闘いと共に支援者皆さんの支援を」と話された。別所さんの1時間余りの報告に耳をそばだてた。とても貴重な時間だった。

   

会場には今年も千葉からKさんが参加されていた。佐渡 扉の会小杉邦男さんが、石川の短歌を毛筆で大きく清書してくださったものを展示してくださった。この日、石川も私も風邪をひいていたが、皆さんの温かさに風邪も吹っ飛ぶような思いで帰ってきた。