狭山事件の再審開始を求める 11.21東京北部集会  2019年11月21日

 報告が遅くなりましたが、11月21日、練馬区立厚生文化会館で狭山集会があった。
部落解放同盟練馬支部、NPO法人練馬人権センター、石川さんを取り戻そう23日の会主催。
毎年開かれる狭山集会、多くの人と出会い、顔見知しりとなり、元気で闘い続けていること、勝利をめざし、闘い続ける事を確認する会でもある。
皆さんは池袋駅で毎月23日を中心にビラ情宣活動を続けられているが、15年以上前、今も忘れられないうれしいことがあった。私の「冤罪・狭山事件」のホームページに中学生からメールが届いた。「池袋駅を歩いていたら黄色いゼッケンをつけた人から、ビラをもらった。ビラには『石川さんは無実だ。』と書かれていた。帰ってパソコンで色々調べたら『冤罪・狭山事件』のページにきました。日本にこのような差別や冤罪があることに衝撃を受けました。これから勉強をして、差別や冤罪がなくなるような活動をしたいです。」というような内容だった。15年前、この集会でその話をしたところ、『大きな励みになった』と皆さんがすごく喜んで下さった。ここに来るたびにそのことを思い出す。

   
「多摩地域のタウン誌 asacocoで2020年2月6日
狭山全面意見広告をだします」と押田さん
狭山・関西キャラバンの報告を
狭山事件の再審を実現しよう」野島さん

練馬支部・支部長の堀さんのあいさつの後、狭山再審弁護団・河村健夫弁護士から「狭山事件~一刻も早い事実調べを~」と題しての講演。「何としても後藤裁判長のでもとで事実調べ、特に証人尋問をさせることが大事であること。特に下山鑑定は科学的な鑑定であり、この事実調べをさせることが狭山再審への王道。今が最大の山場であり、皆さんの支援の声が欠かせない」と話された。石川は「今年中に事実調べをと思い、必死に戦ってきたが、その思いも叶わなかった。後藤裁判長には、これだけ多くの無実の証拠があるので何としても事実調べをしていただきたい。この56年、真実は必ず明らかになる。冤罪が晴れると確信して生きてきた。第3次再審闘争で最大で最後の山場の時がきている。」と支援を訴えた。会場からも力強い発言が相次いだ。遅い時間にもかかわらず、会場いっぱいの人が来て下さった。心からの感謝を。
狭山事件の再審を実現しよう」に詳しい報告が載っています。