部落解放広島県共闘会議第32回総会:学習会

 2020年2月14日、部落解放広島県共闘会議主催で、上記総会・学習会が開かれた。
学習会の「狭山事件再審にむけて~私が生きてきた道~」と題しての講演のお話を頂いたのは1か月ほど前。
「労働組合運動の中で、部落解放運動に出会い、狭山闘争に出会った石川早智子の話を」ということで、広島に一人向かった。いつもは石川一雄のそばで、短い時間訴えるというパターンなので、緊張した。新幹線等を含め、片道6時間近くの電車の時間は、ひたすら訴えの準備。
景色を見る余裕もなく、いつも泥縄で、自分で作ったレジュメの確認だ。
自治労会館一階の広島平和運動センターに着く。入ると大きな狭山のポスター。くまもと「狭山事件」を考える住民の会が作ったポスターだった。それを見ただけでうれしくなって力が湧いてきたから不思議だ。

   
広島県平和運動センター:渡辺事務局長の挨拶  広島県平和運動センター: 佐古議長の挨拶

 この間、ずっと連絡を頂いていた渡辺さんの笑顔があった。狭山の訴えをうまくできるだろうかとか、いっぱいの不安も吹っ飛ぶ。
広島は長い狭山の闘いの歴史がある。皆さん温かい。
訴えの後、多くの人が「高裁に事実調べ、鑑定人尋問を」のはがきを出す、と言ってくださった。
闘いの中で素敵な出会いに力を頂く。

     徳島で3つの集会

  第40回部落解放・人権徳島地方研究集会

 2月6日~7日 「第40回部落解放・人権徳島地方研究集会」がアスティとくしまで開かれた。
1日目が全体集会、2日目が分科会だ。
故郷徳島での集会はことのほかうれしい。
狭山分科会で一緒に狭山闘争を闘ってきた仲間たちとゆっくり会える。
今年で40回。私が徳島にいたころ、第1回から参加していた徳島地研。早や40回だ。 

徳島県国保労組・狭山学習会

 2月6日、17時30分から徳島県国保労組での狭山学習会。私の出身単組だ。学習会は、35年以上続いていると思う。毎年、徳島地研の第一日目の夜に狭山学習会をしている。最初から講師は安田聡さん。ということは安田さんは、35年以上国保労組に講師として来られていたのだ。その後、石川と結婚した20年以上前から国保労組の学習会には、3人で呼んでいただいている。

 
国保労組の皆さんから寄せ書きを頂きました

変わらない仲間の闘いと温かさに感謝。

狭山事件を考える徳島の会・総会・学習会

 2月7日、18時30分から、第24回「狭山事件を考える徳島の会」の総会と狭山学習会が開かれた。毎年、徳島地研が終わってから開かれる総会・学習会。
代表は木村清志弁護士。狭山弁護団の一員でもある。私の元職場の人(退職者も含め)もたくさん来てくださった。うれしかったのは、私に部落解放運動の楽しさを教えてくれたさっちゃんが息子さんと一緒に来てくれたこと。私が運動に入ったころ女性部長をされていたさっちゃんは、現在92歳。昨年も「来年は、もうようこんかもしれん。」と話されていた。今年も「今年で最後と思うてきたんよ。一雄さんに会えただけでええ。ほやけんど、一雄さんの無罪判決を聞くまでは死んでも死に切れん。」と話された。

   
徳島の会:木村代表  中央:解放運動の先輩:さっちゃん 

57年目の狭山闘争
多くの人の思いと共に闘う