60年目の5月23日  狭山事件の再審を求める市民集会

 事件発生から60年目の5月23日はあいにくの雨☂

一雄の苦闘の年月を思わせる寒い一日となった。

この集会に来るために、前日から夜通しバスで来て下さった方たち、
集会に来る前に狭山情宣をして下さった方たち、
22日には各地で狭山集会を持ってくださった。
集会に来られなかった人たちは地元の狭山集会で、勝利を目指して闘い、地元のマスコミも取り上げた。

今回の狭山集会は、これまでと違った。マスコミの動きも違った。
「狭山は動いている」それを実感した。

 
 山ぼうし

 23日、8時58分、布川事件の桜井昌司さんから「今日はごめん」「今日はいよいよ事実調べに向かう状況も考え、何があっても日比谷に行きたいと思っていたけど、体調を考え断念します。ごめんね!!あいにくの雨だけれど雨の後は晴れ🌷💐更に再審開始に向かってがんばっていこう」とメールが届いた。

最近始めたという彼の俳句「山ぼうしの白『狭山』の60年」と題して

 

(冤罪の 60年よ 山ぼうし)と詠まれていた。

また、「我が家の庭のシンボルツリーは山ぼうしなんだよね。今真っ白だよ。何とか裁判官にこの真実の白を理解させなくては!!」とも書かれていた。
(山ぼうしはミズキ科ミズキ属で、初夏を代表する花木で、花びらのように白く見える総苞片(そうほうへん)を付けて花を咲かせる。)


午後1時から集会が始まった。
プレイベントは、獄友イノセンスバンドの皆さん。

 今回は久しぶりに、袴田秀子さん(袴田事件) 菅家利和さん(足利事件)が、また今回初めての青木恵子さん(東住吉事件)、勝俣イミ子さん(今市事件)がアピールされた。

一雄は「60年の長き闘いに今度こそ終止符を打ちたい」と、支援を訴えた。

圧巻は昨年9月から始まった「鑑定人尋問を求める緊急署名」が、これまでに513673筆、団体署名が、2344筆頂いた報告をしたときだ。大きなわれんばかりの拍手と歓声が起きた。
署名が入った段ボール箱の前で私たちは感無量。
ただただ皆さんに感謝!感謝!

   

集会後、雨の中のデモ行進。皆さんの熱い熱い思いと闘いだった
23日も24日も、全国各地でマスコミに「狭山60年」が取り上げられた

動くぞ狭山! 動かせ狭山!