第41回埼玉県人権保育実践交流会  2025年12月14日

上記人権保育実践交流会が、埼玉県の上尾市あげお富士住建ホール(上尾市文化センター)で行われた。午後から「狭山事件と人権保育」の特別分科会は、石川一雄・追悼ムービー(金聖雄監督)から始まった。
昨年は(2024年)12月9日に40回目のこの実践交流会には石川一雄も参加していた。子どもの教育にかかわっている保育士さんに「教育がいかに大切か」を切々と訴え、狭山事件の支援と、再審法の改正を訴えていた。
昨年私は一雄が2024年12月に詠んだ短歌、
冤罪の待てど暮らせど吉報なく師走を幾度迎えたや」を紹介した。あれから1年。待って待って待ち続けた吉報を聴くことはできなかった。様々な思いがよぎりながらのこの実践交流会。狭山の現状の報告をされた中央本部の安田さんと、助言者として小野寺埼玉県連書記長のまとめ。
小野寺さんは「狭山の闘いから何を学んだか。石川さんは部落差別の結果貧しく、教育が十分受けられなかった。教科書や、鉛筆ノートもなかった。石川さんが、獄中で文字を取り戻したことは、警察・検察にとって大きな誤算だっただろう。取り戻した文字で、多くの人に真実、無実、差別を訴えた。石川さんの訴えの声は、文字を奪われていた多くの部落の人たちを立ち上がらせ、識字運動が広がった大きなきっかけにもなった。また、高知から始まった教科書無償化の闘いにも影響があったのではないか。第4次再審は始まったばかりだが、最終局面ともいえる。担当の家令裁判長は3月に退官するが、2月末に3回目の三者協議を入れている。国会では今臨時国会中だが、1月から通常国会が始まる。議員立法での再審法の改正と、狭山の再審開始を求める署名活動を両輪で闘う」というようなまとめだったと思う。私は耳が聞こえにくく、不十分な報告しかできないが、安田さんの報告、小野寺さんのまとめは、心が沈んでいた私に力をくれた。会場に飾られていた花を「一雄さんに」と頂いた。


1994年12月21日は一雄の仮出獄から31年
そして私たちの結婚記念日から29年になる
辛い12月だが、よく考えると、いっぱい一緒にいることができた幸せな年月に感謝だ


2025年12月13日、狭山弁護団のT弁護士、T弁護士、狭山弁護団事務局のFさん、本部の安田さんが狭山に来てくださった。昨年の12月20日にも三者協議の報告や、これからの弁護団の闘いなどについての報告に狭山まで来て下さり、一雄も体を乗り出しながら報告を聴き、ニコニコしながら「期待しています」と答えていた。もっともっと生きたかっただろう一雄の思い。Fさんが「もうすぐクリスマスだから一雄さんに」とポインセチアを持ってきてくれた。よかったね。一雄。これから私が一雄の分まで頑張るよ。みんなが応援しているよ。