2008年10月12日〜18日まで、スイス・ジュネーブにある国連で、自由権規約委員会の委員に45年間無実を訴え続けている石川一雄の無実と証拠開示等の訴えに行き、1ヶ月余りが過ぎました。
遅くなりましたが、少しでも感動を伝えることができたらと思います。
 今回は部落解放同盟中央執行委員(埼玉県連・委員長)の片岡明幸さん、イマダからSさんと私たち4人での国連訪問となりました。片岡さん、Sさんのおかげで最初から最後まで充実した日々を過ごすことができました。今も思い出すたびに心が高揚します。ありがとうございました。
 やはり一番心に刻まれることは規約人権委員の人たちや、日本から参加したNGOの人たちの前で石川が「アイ・アム・イノセント(私は無実です)」と訴えたことでした。その言葉は今も私の中に生き続けています。

国連で「アイ・アム・イノセント
(私は無実です)と訴えました。

 1週間の国連への旅でしたが、往復の移動に2日間かかりました。後の4日間は朝から晩まで国連の中で、1人でも多くの人に訴えたいとの思いで緊張の連続のなか過ごしました。残った1日はいっぱいの思い出を作ることができました。
 ジュネーブの町は段差が少なく、川にかかった橋には長いすが置かれていました。さまざまな民族衣装を着た人たちと出会いました。「国境なんてない!」「国境なんていらない」とも感じました。デパートの中にペットの犬が歩いていました。朝食は毎日同じでしたが、パンもチーズもりんごも紅茶も何もかもおいしくかったです。
 初めての海外、初めて食べたチーズフォンデュ、そして初めて本物のアルペンホルンを聴きました。