10月12日、成田空港出発13時20分、イギリスのヒースロー空港まで12時間あまり、機内食が2回、間食が2回位出た。量がおおくて私でも食べきれないくらいだった。そこからジュネーブ空港に着いたのは現地時間で22時50分(時差が7時間ある)。16時間近くかかったらしい?。ホテルに着いたが、疲れたのか、これからのことを考えたのか、一睡もできず。石川も寝られないようだった。
ジュネーブは、国連ヨーロッパ本部や、国際赤十字委員会など国際機関が多く、また世界各国から観光客がくるところだそうである。労働力不足を補うために地中海諸国からの出稼ぎ労働者が多い、と聞いていたが、私たちが泊まったホテルも、フロント(23時に閉める)も朝食の用意(7時から)をして下さる人も出稼ぎで来ている人だった。日常会話はフランス語で、なるほど、ジュネーブは周りをフランスで囲まれ、スイスから突き出ている街なんだと改めて思う。ジュネーブの国際空港も敷地の半分がフランス領。フランス人労働者も多く、毎日あちこちの国境を通ってジュネーブに通勤している人も多いそうだ。
13日はコルナヴァン駅(中央駅)からバスで国連ビルに向かう。市バスと市電(トラム)が便利で安い。道路は広く、バスも日本の倍くらいの大きさ(長さ)にびっくりした。国連の建物の前には何百本もの旗が。建物に入る時のチェックがとても厳しかった。観光客もたくさん訪れていた
この日はNGOの人たちとの打ち合わせ、。石川は15日に発言することになった。
午後3時から日弁連による記者会見が設定されていた。10年前には日弁連の参加は6人、今回は16人ということで日弁連の意気込みが伺える。日弁連から、「今回の特徴はえん罪被害者の本人、狭山事件の石川一雄さん、布川事件の桜井昌司さんたち4人が直接訴えに来ていることだ。」と紹介された。この日は4時に終了し、ホテルに帰った。
夕方ジュネーブの街並みを散策。建物の高さがほとんど同じですっきりと美しい。ホテルは朝食だけなので、夕食はテラスで。ストリートミュージシャンのアコーディオンを聴きながら、映画のヒロインになった気分でゆったりと食事をした。なかなか取れなかったパスポートをやっと手にし、ここまできた。本当に来られてよかった。